離婚して嬉しかったこと 其の三        ~素晴らしき母子家庭生活~

 

 こんにちは。

 

話題が少し前になり恐縮ですが。。

 

我が家でのお雛祭りは4月3日です。

 

一般的なお雛祭りは3月3日ですね。

 

家の実家の地方では一ヶ月遅い4月3日がお雛祭りです。

調べてみたら、旧暦が3月3日で新暦が4月3日だそう。

 

さて、私は離婚してから元婚家には近寄らないようにして

いました。

 

しかし大事なお雛さまが、元婚家に仕舞ってあるのです。

 

亡き母が姫が産まれた時に贈ってくれた、大切な大切な

お雛さまです。

 

私の父は、早くに亡くなりました。

その後、私は結婚をして姫が産まれました。

亡き母は、ひとり親だからと娘(私)が肩身の狭い思いを

しなくて良いように、婚家に負けないようにと(元婚家は

とても裕福)豪華な木目込み人形の五段飾りのお雛さまを

姫に買ってくれました。

 

元婚家の人たちは私の実家を下に見ているので、豪華な事を

すると気に入りません。

母が贈ってくれた五段飾りの大きな雛人形は、毎年飾られる

たび、義母から「大きすぎて場所取るね~(今思うと酷い

言葉。。。)」と言われ疎まれていました。

 

とても柔和な母でしたが、娘にはひとり親だからと恥ずか

しい思いをさせないようにとの、一意地はあったようです。

 

婚家で可愛がられるように、婚家でいじめられないように

義母と仲良くしなさいと、いつもいつも言っていました。

 

私は母の言いつけ通り、気難しい義父と感情のままを口に

出す嫌味な義母と全くデリカシーのないモラ気味の主人。

私は自分とは全く価値観の違う婚家の人たちと折り合う術を

いつもいつも考え、実践していました。

 

そして、心身ともに壊れてしまいました。

 

亡き母も実は私同様、元婚家の人たちが苦手だったようです。

 

亡くなる前の、母がまだ元気だった時に私が一度だけ愚痴を

言った時(私は母に心配かけると思い婚家の愚痴は言わなか

った)そう言っていました。

 

その母が亡くなりました。

 

私を愛し、心配してくれる母が亡くなりました。

 

私はもう、私を心配する人がいなくなったと思いました。

 

それと同時に嫌な婚家で、もう頑張らなくても良い。

そう思いました。

 

思えば私は母のために頑張って元婚家に努めていたような

気がします。

 

母に心配かけたくない一心で。

 


今年も、元婚家でお雛様は輝くようなお姿で出されました。

 

まばゆいそのお姿は、私の癒しとなりました。

来年出すときは私と姫だけの家で出したいなぁと思います。

 

そのためには仕事を頑張って、広いマンションを借りられる

ようお金を貯めようと思いました✨✨

 

 

 

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年に一度の母のお雛様。私に癒しと勇気をくれます。