STAY HOME お母ちゃんと一緒 其ノ二 ~マスクを作る~

お題「#おうち時間

 

こんにちは。

 

私の「STAY HOME」の時間は、ほぼほぼ何か作業している状態です。(眠るとき以外。)何かしていないと壊れてしまう人形のように黙々と作業をしています。ご飯を作ったり(これが一番長い。)掃除したり、洗濯したり、パソコンで仕事をしたり…。そんな私のおうち時間に、最近新しく加わった作業があります。

 

マスクを作ること。

 

これが私の当面の生きがいに成る程、楽しかったのです。どういう形のマスクにしようか…。中に不織布マスクを入れられるようにしよう。そうすれば不織布マスクが長持ちする。耳かけはゴムだと案外痛いから、柔らかいレースにしよう。と、夜寝ているときまでマスクの事を考えていました。

 

姫との事務所マンション(私は自宅以外で仕事用にワンルームマンションを借りている。)での作業は、マスク作りの時間に充てられました。それこそ、果てしなくミシン掛けをする工女のように。いいえ、マスク作りはとっても楽しかったのです。

 

実は、私はお裁縫があまり得意ではありません。中学、高校ともに家庭科の通知表のほとんどが2で良くて3でした。その私が憑依されたようにマスクをせっせと作っていたのです。その時ふと、「なんで私こんなに楽しんでミシン掛けているんだろう…?楽しくて仕方がない…。」と思いました。

 

「あ、これもまた母の仕業だな~!」

 

私の母は、一昨年のクリスマスに突然倒れてそのまま亡くなりました。午前中には車を運転し、免許の書き換えに行ってきて帰ってきてからお昼に倒れたのです。よっぽど色々やりたい事があったのでしょう。そのひとつがお裁縫です。母はお裁縫のプロでした。服を作ってお店に出店したり、編み物教室の先生もやっていました。母が私のマスク作りを手伝ってくれてるな、母と一緒にミシン掛けをしている。と思いました。

 

まさに、また母の策にはまった想いです…。

 

母がマスク作りに参加してくれていることに気づいた私は、マスク作りをしていく段階で判らないことがあると、心の中で母に聞きます。私「ここはどうゆうふうに縫ったらいい?」母「ちょっとカーブをつけて縫うといいふうになるよ」私「形悪くない?大丈夫?みんな、いらんて言わんかな?」母「大丈夫。カッコよくできとる。あんたが一生懸命作ったマスクやで、みんな喜んでくれるわ。」と、心の中で会話しています。私自身もとても癒された「おうち時間」でした。

 

そのようにして出来上がったマスクは家族とスタッフの皆に配り貰ってもらいました。

 

心強い、亡き母との共作マスクです。コロナにも負けないと思いました。

 

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2年間通ったお気に入りの喫茶店に、小豆金時の小倉トーストが裏メニューであった。すんごい豆感!でも甘くなくって、すんごい美味しい!