仕事と子育て ~のんびりママ~

 

こんにちは。

 

今、ヒメ(娘)は中学生です。

 

時は遡ります。

 

ヒメを妊娠し、私は喜んでいました。

 

ずーっと待っていた待望の赤ちゃんです。

 

ですから、ヒメが産まれてしばらくは、仕事を

お休みしようと思っていました。

 

「ヒメちゃんだけに、専念したい。」

 

しかし、そんなに甘いものではなかったのです。。。。

 

とうたん(私の旦那)は自営でお店を営んでおり、ヒメが

産まれる前、私はそのお店の経理兼店番兼賄い婦でした。

自宅は、旦那が経営するお店があり、義父母も同居して

います。

 

ヒメが産まれたばかりの時は、おっぱいを吸う力が弱く

なかなか体重が増えませんでした。

それでも、私は母乳でと考えていたので搾乳機を用いて

毎日、毎日、ヒメに母乳を与えました。

母になった私の身体からは、甘い匂い(母乳)がした

そうです。

 

「この部屋(ヒメと私の寝ている部屋)に入ってくる

と甘い匂いがする」

 

もう既に同居していた義母が、四六時中ヒメ見に来て

そう言っていました。

 

さて、その当時の私の仕事ひとつにお店の経理があり

ました。外に働きに行くお仕事ではないものの、やはり

仕事は仕事です。

帳簿は毎日パソコンに入力して、記帳しなければなり

ません。

 

ボーっと子育てしている間に(母乳を出している時期は

ホルモンの関係で母体は、ゆったりした気分になるそう。)

私の仕事である、経理の未入力帳簿が、どんどんどんどん

溜まっていってしまったのです。

他の私の仕事である店番、賄い婦は少しのあいだ免除して

貰えました。

しかし、この経理の仕事は私しかできません。

 

代わりがいないのです。

 

ヒメを産んで、子育てに専念する傍ら、経理もしなくて

はいけなくなりました。

私は、ヒメを横に据えてパソコンで帳簿入力をしようと

試みました。

 

し、しかし出来ない。。。。

 

おっぱいも2時間おき、おむつも頻繫に替えます。

そして何より、隣に可愛い可愛い娘がいるとついつい

気になって色々と気が散ってしまうのです。

 

気が付くと、帳簿入力するどころかヒメと一緒にお昼寝

したりしていました。(夜も1・2時間おきに母乳を与

えていたので、昼間はめちゃくちゃ眠い。)

 

そうこうしているうちに、経理の仕事はどんどんどんどん

と溜まってしまいとうとう、3ヵ月も経ってしまいました。

 

溜まってきた経理を少しでも、やらねば。。。。

でも一日中ヒメのことで頭がいっぱいです。

 

私は一つのことしかできない自分の性格を、その時

悟りました。

 

大事な仕事(子育てと経理)を2つも同時に、できる

わけがないと。

 

しかも、絶対間違えてはいけなのが経理の仕事です。

 

かたや、絶対忘れてはいけないのはヒメの存在です。

 

小さな赤ちゃんのヒメは、私がいないと死んでしま

います。

 

私は、当然のことながらヒメを選びました。

 

そして、経理はその後また更に3ヵ月間の間(合計6ヵ月)

放置しました。

 

肝を据えた私は、6ヵ月になったヒメを横に置き6ヵ月分

経理を始めました。

 

まだヒメがハイハイ前のお座りが少しできるくらいの時に

経理の仕事を再開したのが、功を奏しました。

ハイハイをしだすと、いよいよ目が離せなくなるからです。

 

私は、6か月間の経理を2週間で終わらせようと考えました。

 

朝、早く起きて(家族が寝ている間に)ヒメと私ととうたんの

ご飯3人分を1日分作ります。

洗濯やら掃除も、一緒に済ませておきます。

 

午前中。ヒメが起きる前の少しの時間に、サクサクと帳簿入力

をします。

とうたんとヒメが起きます。

とうたんとヒメとともに、自分も朝ご飯を食べ(ヒメは離乳食

が始まっていた。)おっぱいをあげ、ヒメを午前中のお昼寝を

させました。

 

添い乳していると、つい自分も一緒寝てしまいそうになります。

眠いのを我慢し過ぎると、経理の仕事を間違えたりしてしまう

ので、20分だけと決めてヒメに添い乳しながら寝てしまう時

もありました。

その後、自分だけ起き(添い乳を離すとヒメが起きてしまうの

で、そーっと。。。。)

とうたんは仕事に行きます。

余談ですが、とうたんは配慮という言葉を、知らない人なので

「バタン!!」とドアを閉めて、お店に行きます。

私は「せっかく寝ているヒメが起きるやろうが!!」と、殺意

が芽生えます。。。

 

ヒメが寝ている間、再び本腰を入れて、パソコンで帳簿入力を

黙々とします。

 

お昼になりました。

とうたんが、ご飯を食べに自宅に上がってきます。

この時も、とうたんは大きな音を立てて帰ってくるので

再び、殺意が芽生えます。

 

ヒメが午前中のお昼寝から覚めて、私はお昼ご飯、ヒメは

離乳食を食べます。

 

ヒメが寝ていたら、とうたんだけ、お昼を食べてもらい

私は、帳簿入力続行。

 

お昼ご飯の後はヒメと、少し散歩に出かけます。

雨の日は家の中で、一緒に遊びます。

 

この時間は、自分にとっての癒しの時間でもありました。

 

散歩から帰ってくると、ヒメにおっぱい。

添い乳していると、すぐに寝てくれるいい子だったので

本当に楽でした。

そうして、ヒメは午後の本日2度目のお昼寝。

ヒメが寝てくれたタイミングで、経理の仕事をします。

 

仕事を集中してできるのはヒメが寝ている時だけと心得て。

 

そうしている間に、6か月分の溜まっていた帳簿入力をこなす

目標の2週間が経ちました。

 

経理は6ヵ月分、しっかりと終わっていました。

 

家事をする時間と、仕事をする時間、子育てに専念する時間と

一日の間で、時間を区切ってルーティーンにしたら、出来たの

です。

 

これは、今も私の仕事である、お店で経理をする時やお店番を

する時、事務所で海外通販の仕事をする時、ヒメと事務所合宿

する時に仕事をする時、ヒメとご飯を食べる時、にも有効に使

えます。

 

ひとつづつしか、できない性格です。

 

外で働いているママさんたちには、本当に頭が下がります。

 

私のように、自分で自由に時間を区切られるわけではないで

しょうから。

 

子育てはその子の一瞬一瞬を見られる、大切な時間です。

 

もう2度と戻らない時。

 

丁寧に丁寧に、ヒメを育ててこれたと自負します。

 

とても、とても、幸せな時間でした。

 

もちろん、今も持続している、幸せです。

 

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ヒメはとてもとても、育てやすい子でした。

母が何をしているのか、心得ているような子でした。

今もそのような子です。

働くパパママ川柳×はてなブログ 特別お題キャンペーン #仕事と子育て

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by オリックスグループ